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icocochi ブログ

2018.8.17

構造の大切さを知っていただきたい!

皆様こんにちは。

お盆はどのように過ごされましたか?

さて、8/19(日) 10:00-13:00の間、構造現場を公開致します。

どのようなものかというと・・・

先日のお盆期間中にも公開させていただきましたが、このようにSE構法の骨組みをご覧いただけます。骨組みだけでなくSE金物・柱脚金物や釘の種類や打つ間隔なども公開します。

皆様はどんな家に住みたいですか?

「広々としたリビング」

「大きな窓のある家」

「長持ちする家」

「地震に強い家」

これらは、実はほとんどが構造で決まるのです。

 

一般的な在来工法は、柱と梁をピンで留めるようになっています。柱にホゾを欠き、梁を差し込む「ピン接合」のため、地震などの力に対して接合部が抜けてしまい、積み木が崩れるように倒壊する可能性も出てしまいます。

そこで開発されたのがSE構法。木造のラーメン構造です。

ラーメン構造とは、柱と梁を「剛接合」という方法で強力に一体化させるので、地震などの力が加わっても変形しにくい、強いうえに自由な空間ができるのです。今まではラーメン構造といえば鉄骨や鉄筋コンクリートの建物が一般的でした。それをSE構法は木造でありながらラーメン構造を実現させたのです。もちろん、鉄骨や鉄筋コンクリートよりコストを抑えることが出来るのも特徴です。

そして比較をしていただきたいので、このようなものも準備しています。

一般的に使われる金物とSE金物の比較です。

例えば、在来工法で使われる金物プレートやボルト、基礎に使われるホールダウン金物と、SE構法で使われる柱脚金物を比べられるようになっています。

今までの震災では構造が土台部分で破壊されるケースが少なくありませんでした。住宅の土台と柱の接合が離脱すると、家はその部分から傾き、揺れの力が加速され倒壊してしまいます。そこでSE構法では、基礎に直接埋め込んだアンカー金物でその柱脚用のSE金物を固定し、その上に柱を結合する接合システムを開発。

東北大震災や熊本大地震にも耐えうる力を発揮しているのです。

これを実際に見比べていただけます。

また、床材が張られる前の28mm厚の構造用合板や、それを留めている指定釘の間隔なども見ることができ、普段とは違った見学が楽しめます。

SE構法は指定のプレカット工場で事前にSE金物が構造材に取り付けられます。それを現場でドリフトピンによって組み立てられるのです。ドリフトピンを打ち込みと「くさび効果」により材が引き付けられ密着するように設計されています。そのドリフトピンも、もちろん触っていただくことが出来ます。

このように一般的な工法と見比べていただくことで、SE構法の特徴を理解していただく見学会なのです。

「構造の大切さを知っていただきたい!」そんな願いから8/19に現場を公開致します。

自分達の家の強さを事前に確認することが大切なのです。ですから、icocochiは立体解析の構造計算で一棟ずつ安全性を確かめているのです。

 

家族の命を守る家

資産価値の高い家

ぜひ、家を建てる前に構造の大切を知って下さい。

 

では、また・・・

by fujimura