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icocochi ブログ

2021.1.9

バルコニー防水にスカイプロムナード

皆様こんにちは。

今日は防水のお話です。

いここちはバルコニーなどの防水処理に「スカイプロムナード」を使用しています。

スカイプロムナードは、屋根・外装用化粧鋼板"ビニトップ"から出来ています。

溶融亜鉛メッキ鋼板の表面に、化粧樹脂層を強力に接着させたもので、鉄の強さと加工性の良さ、化粧樹脂層の美しさを兼ね備えているのが特徴です。

また、環境のことを考えた健康工法で、有害成分を放散する有機溶剤を使用していません。

防水対策はもちろん、不燃・耐火性も万全です。

住宅の防水処理でよく使用される「FRP防水」と、どのような違いがあるかをご説明しましょう。

一般的なFRP防水は、繊維強化プラスチックを防水に応用したもので、耐水性・耐薬品性に優れた不飽和ポリエステル樹脂と、補強性に優れたガラス繊維を組み合わせたものが主流です。

 

不燃性能】

スカイプロムナードは金属鋼板・ステンレス鋼板のため燃えず、国の不燃認定を取得している材料です。

一方、一般のFRPは石油からできているため燃えやすいというデメリットがあり、防水層の上ではバーベキューや火気は厳禁とされています。

環境配慮】

スカイプロムナードは亜鉛メッキ加工した金属鋼板、またはステンレス上に加工を施しているので、化学物質は使用していません。

一方、一般のFRPはシックハウス症候群のもとにもなる、トルエン・キシレン・スチレンなどの化学物質を含んでいる場合もありますので、施工を行う際は充分な対策が必要となります。

伸縮性】

スカイプロムナードは、地震や風による揺れ、木材の伸縮に追随する独自のオープンジョイント工法を採用した防水工法です。

ジョイント部分の"ゆとり"により、漏水の原因となるクラックの発生を防いでいるのが特徴です。

一方、一般的なFRPは継ぎ目のないのが特徴ですが、強い防水層を形成する反面、伸び縮みしにくいことから建物の動きに追従できず、ひび割れを生じることがあります。

木造住宅の材木の伸縮の影響や地震後の表面のひび割れなどに対し、定期的な点検・メンテナンスが必要となります。

メンテナンスと保証】

スカイプロムナードは紫外線による劣化もなく、10年間ノーメンテナンスです。

保証は10年(亜鉛メッキ鋼板)か30年(ステンレス鋼板)で、大手保険会社との提携による防水保証が付いています。

一方、一般的なFRPは紫外線で劣化をしてしまいます。

メンテナンスとしては5年に一度トップコートの塗り替えメンテナンスで劣化を防ぎます。

【施工面積】

スカイプロムナードはジョイント部は出来ますが、広範囲の施工が可能です。

一般的なFRPは、継ぎ目のない施工が可能ですが広範囲の施工は不利とされています。

【価格】

スカイプロムナードは一般的なFRPと比較すると施工額は高額です。

しかし、ランニングコストも同時に考えてみましょう。

メンテナンスフリーのスカイプロムナードに対し、5年毎にトップコートの塗り直しをするなど継続的なメンテナンスが必要なFRPは、家を長期的に維持していくにしたがって、メンテナンス費用が掛かります。

長期的に見れば実は決して「高額」というわけではありません。

 

防水だけでなく、家づくりは色々な特徴があります。

・どのような使い方をしたいのか

・ランニングコストはどうなのか

・メンテナンスはどのようにすべきか

・家に対してどのような価値を求めるか

なども含め、ライフスタイルに合わせて選択することが大切です。

いかがでしたか?

家づくりは学ばなければならないことが沢山あります。

疑問に感じたら、ぜひお問合せ下さい。

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by fujimura