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icocochi ブログ

2022.5.2

地震が多い日本での家づくり

皆様こんにちは。

先日もBlogでお話しましたが、地震大国と言われている日本で最近さらに地震の頻度が増しています。

なぜ地震が多いのか?

それは日本周辺では、海のプレートである太平洋プレートやフィリピン海プレートが、陸のプレート の方へ1年あたり数cm の速度で動いており、陸のプレー トの下に沈み込んでいることによるものからです。

このため、日本周辺では複数のプレートによって複雑な力がかかり、世界でも有数の地震多発地帯となっているのです。

(気象庁HPによる)

 

さらに、繰り返し地震も問題視されています。

2016年に発生した熊本地震では、M6.5の「前震」発生から約28時間後にM7.3の「本震」が発生し、その結果、住宅の被害は7万棟を超える大きなものとなってしまいました。

熊本地震では2回の震度7、マグニチュード3.5以上の地震回数が200回以上という点が、被害拡大をまねしているのです。これが繰り返し地震動です。

熊本地震の被害調査では、最初の地震で筋交いやホールダウン金物に損傷を受け、次の本震で耐えられずに倒壊してしまった木造住宅の例が数多く報告されています。

ですから、いここちでは、繰り返される地震でも倒壊しないづくり家を重視しているのです。

SE構法は、safety (安全) engineering(工学的な)の頭文字をとって名付けられています。

木造ラーメン構造で、ラーメンはドイツ語で「フレーム」を意味します。

このSE構法は一般木造住宅と比較しても、非常に高い耐震性が特徴です。

さらに、最大で8.4mまで開口をとることが可能なのです。

いここちのSE構法は1棟づつ、全ての建物で安全性を確認するため、許容応力度計算(構造計算)を実施し、繰り返される地震にも建物が耐えられるか確認していきます。

それは、柱脚金物、柱梁接合、耐力壁、構造フレームなど、全ての接合部に加わる力を分析し、その力に耐えられる部材や接合方法であるかを計算するのです。

ひとつひとつの部材が強いだけでなく、全ての接合部、フレーム、耐力壁が地震時に受ける力を考慮した計算をしてつくることで、繰り返される地震にも強い家ができるのです。

SE構法では、阪神淡路大震災の巨大地震(震度7)2回、大地震(震度6強)1回、中地震(震度4~5)4回の振動実験からも、繰り返し地震によっても残留変形が少ないことを確認しています。

今の家は地震に強いのが当たり前と思っていませんか?

住宅をつくる際の基準である「建築基準法」をクリアしてれば大丈夫ではないのが事実なのです。

また、家の強さの指針のひとつである耐震等級が最高等級の3であっても、熊本地震と同じような繰り返し地震が起きれば被害に遭うことも考えられるのです。

耐震等級3相当だから大丈夫だろうと考えるのではなく、しっかりと根拠を持った家の強さを確認していただければと思います。

壁量計算ではなく、許容応力度の構造造計算で家族の命と資産を守る家。それがいここちの家です。

構造からデザインし、美しく心地よく暮らしていただく家をつくるのが我々の使命です。

ぜひ、一緒に楽しい家づくりをしませんか。

では、また・・・

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by fujimura