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icocochi ブログ

2019.10.6

漆喰の壁のお手入れ

皆様こんにちは。まだまだ暑い日が続いていますね。

最近のicocochiはお施主様交流会の準備でバタバタとしております・・・

 

本日は「家のお手入れの方法」についてお伝えします。

住宅は住み続けている間にどうしても傷みや汚れなどが出てきてしまいます。

各設備のメンテナンス方法は取扱説明書にも記載されていますが、あまり見るきっかけも無いですよね。

icocochiではお引き渡し時に簡単なメンテナンス方法をまとめた「お手入れガイドブック」をお渡ししています。

ちょっとしたお手入れ方法でしたら、わざわざ取扱説明書を取り出さなくても、このガイドブックを見ながらお手入れしていただくことが出来ます。

 

今回は漆喰の壁のお手入れについてお伝えしていきます。

icocochiモデルハウスは白い壁が特徴的です。ご見学いただいたお客様からも「この壁は何ですか?」と聞かれます。

実はこちらは漆喰を塗った壁なのです。

やさしい落ち着いた雰囲気です。白い壁が大空間をより一層広く感じさせてくれます。

こちらは天然鉱物を主成分としているので化学物質に敏感な方にも取り入れていただくことができます。

また、火をかざしても燃えにくくなっています。

他にも紙の下地を貼ってその上に塗っているので割れを抑える効果があるなど、漆喰には様々なメリットがあります。

 

もちろん白以外の色もあります。鉱物顔料を混ぜることで他の色も楽しむことが出来ます。塗り方によってさまざまな風合いが変わるのも魅力の一つです。

icocochiでは寝室の壁の一面をグレーにしています。落ち着いてリラックスできる印象になりますね。

お客様から「白い壁だとお手入れが大変なのでは?」というご質問をいただきます。

そこでicocochiでは、漆喰の壁を選んでくださった方向けに、お引き渡し時にこのような「お手入れセット」をお渡ししています。

広範囲の修繕が必要な場合は当社でメンテナンスいたしますが、ちょっとした汚れだったらお客様ご自身で修復できるようにお渡ししています。

簡単な汚れは消しゴムで落とすことができます。例えばこちらはつい先日モデルハウスで見つけた汚れです。↓

スイッチの横なので引っ掻いてしまったのでしょうか?黒い線が入っています。

これを消しゴムで優しくこすると・・・

このように簡単に消えます。あまり強くこすると表情が変わってしましますが、優しくこするだけで簡単な汚れは消すことが出来ます。

消しゴムで消せない場合はご自分で塗っていただくこともできます。

こちらの白い粉と水を決められた分量通り混ぜて、(粉50gに対し水30ccくらいが目安です)1時間ほど練り置きしてください。

何故時間を置かないといけないのかというと、牛乳タンパクなどの天然成分が接着剤として使われているので粘着力が高まるまでに約一時間ほどかかるのです。置く時間が短いとメクレや割れの原因になる恐れがあります。

時間を置いたら筆につけて汚れの上に塗って、スポンジで軽くたたいてなじませ、1日乾燥させてください。

元々の塗ってあった部分とはどうしても差が出てしまいますが、そこはDIYのような「味」としてお楽しみください。

 

愛着を持ってお手入れしていただくことで日々の生活を快適にしたり、住まいの寿命を延ばすことが出来ます。

是非楽しみながらお手入れをして下さい。

もちろんご自分で無理なメンテナンスはicocochiスタッフが駆けつけるのでお気軽にお問い合わせくださいませ!

それではまた・・・・

 

by Takagi