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icocochi ブログ

2018.10.17

ダウンライトの世界へようこそ

皆さんこんにちは。今日はあかりの話です。

あかりといっても色々な種類や手法がありますが、今日はダウンライトをご紹介します。

ダウンライトとは天井等に埋め込み、照射したものの総称を指します。

一般的にはこのようなものです。

埋め込みも「埋込型」と「半埋込型」があり、光のビームも集中的に照明する部分照明型と、光を平均的に照明する拡散照明型に分けられます。

icocochiでは、必要なところに必要なあかりをお届けすることを基本としています。ではどのように使われているか見ていきましょう。

例えばこのような吹き抜けや高天井の場合は、あかりのビームも集中しているものを使います。

これはしっかりと下まであかりを届けるため。拡散しすぎると下まであかりが届きません。そして、家具の配置を想定し本が読める位置に光を届けているのです。その他、補助照明として置き型の照明で光を補っています。

照明の提案をする際、タスクライト(作業用照明)とアンビエントライト(雰囲気照明)を考えます。これは、人が集まるような場所や作業を行う場所はその作業に必要なあかりを準備し、それと同時に、空間を広げていく環境光を追加することで上品な空間を生み出しているのです。これが、タスク&アンビエントと言われる照明計画の考え方です。

タスクライトが吹き抜けのダウンライトで、アンビエントライトが窓際の間接照明や床に置いてある丸型の照明になっています。

間接照明と床置きの照明を対角に設置することで、一層上質な空間を生み出しています。

 

こちらのダウンライトも光のビームは集中型を使い、センターテーブル周辺を照らしています。これがタスクライトです。そして間接照明とテレビボートの上の置き型のアンビエントライトをプラスαして、ここちよい空間を生み出しています。空間に程よく陰影が出来ています。

また、大きな窓の向こうのテラスの先には、壁に反射したライトが映し出されているので奥行き感がでてくるのです。これがいここちの考える照明計画なのです。

 

こちらのダウンライトは、二種類のダウンライトを用いています。

テーブル面を照らすダウンライトは、光のビームが広がるタイプのものです。

天井と一体になり器具自体があまり主張しないので空間になじみます。また、光が広がるタイプなので、埋め込まれている天井自体も光が飛び、反射して天井が明るくなっています。

そして、壁側のダウンライトはユニバーサルタイプのものを使用しています。ユニバーサルタイプとは光の方向が変えられる自在型のもので、壁面に向けて光を出すことで、壁にディスプレイしたインテリアを引き立たせています。

 

こちらのダウンライトもユニバーサルライトと普通のダウンライトを使用しています。

ユニバーサルライトは、本棚のディスプレイを引き立たせてる役割があります。フィギアの置く位置が変われば光の方向を変えあげることもできるのです。

そして、中央のクッションソファには集中型のライトを用意しています。また、壁際のクッションソファは角に設置するため、あえて座った時にピンポイントで光を集中させてるのではなく、隅の壁に光を当て反射光を楽しむようになっています。反射光は一般的な光より柔らかくなるので、優しい光を楽しむことが出来るのです。壁面を照射するダウンライトはウオールウォッシャーと呼ばれています。

その他、ニッチのディスプレイに適したニッチライトや、開口部にピンホールが開けられた直下に光を出すピンホールダウンなど、暮らしに合わせて様々なダウンライトをご用意しています。

 

 

いかがでしたか?icocochiのダウンライトの世界は。

ダウンライトだけでなく、照明にはいろいろな種類があり、様々な手法によって暮らしを彩ります。

私が照明の資格を取得した時はまだ白熱灯が多く出回っている時期でした。電球の交換も頻繁に行っていたのを思い出します。LEDはまだ出始めで高価なもので一般住宅にはまだあまり使われていませんでした。時代はどんどん進化し、今はほとんどがLEDの照明になりましたね。

家づくりは構造や性能は不可欠です。ですからicocochiはしっかり構造計算や省エネルギー計算を行って、お施主様にご提示しています。でもそれだけではありません。このようにライフスタイルに合わせた照明計画でここちよい暮らしをサポートしているのです。

ぜひ、icocochiモデルハウスの照明もご覧ください。少しずつ日が短くなったので夕方には素敵な照明が見られるかも知れませんよ。

ではまた・・・

by fujimura