自動車や大型建築の世界では最新の技術を駆使して省エネ化が進んでいます。住宅業界でも、断熱技術の向上や太陽光発電の低価格化によってエネルギーの自給自足が可能になりました。これまでの住宅は、暮らしに必要なエネルギーを電力会社やガス会社から購入して使っていましたが、これからは「1. 家が自らエネルギーをつくる」「2. つくった電気は蓄電池にためる」「3. たまった電気は家庭で使う」、そして「4. エネルギーの状態を家庭でしっかり管理する」そんな時代がやってくるのです。
それを実現するのが『ZEH(ゼロ・エネルギーハウス)』です。政府は日本の住宅のZEH化を推進し、経済産業省と国土交通省がそれぞれ認可した住宅に補助金を支給するなど、本格的な運用が始まっています。icocochiは、ZEHを建設できる群馬県の「ZEHビルダー」に認定されています。
icocochiでは、2020年度に新築住宅の70%でZEHを採用することを目標にしています。
ZEH | Nearly ZEH |
ZEH 以外 |
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2016 年度 |
注文 | 1 (12%) | 1 (12%) | 9 |
建売 | - | - | - | |
既存改修 | - | - | - |
ZEHでエネルギーをつくりだすのは太陽光発電です。icocochiではパッシブデザインの考え方に基づいて、家が太陽光を最大限取り入れることができるように設計しているため、採光性を考慮して適切なソーラーパネルの設置場所を確保できます。
ソーラーパネルでつくった電気は蓄電池に蓄積されます。たまった電気を家庭で電化製品や電気自動車などに使ったり、電力会社に売電したり。自分でつくったエネルギーが暮らしの役に立ち、しっかりお金も稼いでくれるなんて、まるで我が家は小さな電力会社のようです。
ZEHで重要な役割を果たすのは住まいの断熱性能です。冬の冷たい外気をセルロースファイバー(断熱材)でしっかり遮断し、夏の熱気もシャットアウト。家と自然がそれぞれの季節にふさわしい関係を築くことで、環境にやさしくエネルギー消費量ゼロのZEHが実現するのです。
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